2/6(土)、宣伝会議の編集・ライター養成講座 特別体験講座に行ってきました。
別に今更編集者になりたいとか、ライターになりたいというのではなく、活字の企画を仕事にしているものとして、いまいちど、活字で伝える基礎を見直そうという程度です。コンテンツ生成者としてどうしていくのかというのはこれからも考えていかねばならない命題であり、ここらで基礎を固め直さねばという感じでしょうか。
本来の編集・ライター養成講座は半年かけてスキルをあげていくための講座で、そのパイロット版という感じの講座だったのですが、プロの編集者でも記者でもないけれど、環境のおかげで取材の段取り、質問項目を煮詰めること、企画を煮詰めること、校閲すること、いろんなことは訓練させてもらってることに気づきました。ただ、それをプロとしてと言いはれるまで、ブラッシュアップはしてないので、力として持ってるのかというと微妙なのですが。
温泉エッセイストとして有名な山崎まゆみさんの「わたしのテーマの探し方・売り込み方・実現の仕方」という出版業界にツテも何もなかった彼女がいかにしてフリーライターになったのかを中心に話された講義が中心でした。
納得のいく話やプロならではのジレンマなど、非常に刺激的な内容でした。(うまくまとめることが出来たら、後日講義録メモをアップするかもしれません)
惜しむらくは、宣伝会議さんの講座説明の際に、そのスライドに誤字があったのが、このような講座だけに残念だったり(笑
山崎さんの講義を通して、いち会社員としてでなく、一個人としてブログなどで文章を書く際の気をつけなければいけないことも教わった気がします。
(書こうとすると)自分は気がつくとニッチにニッチに深く深く書きそうになるんですが、確かにセルフブランディングはしやすいのですが、マーケットからどんどん離れて行きます。
誰が読んでる?というブログだったりもしますが、その行動パターンが実の会社での仕事などに出てしまうと大変なことになります。先駆的なことを勉強したり、理解しようとしながらも、その勉強の対象はマーケットの構成要素の大半ではないこと、マーケットはまだそのことに慣れてないこと。twitterなんかが今だとそうですね。
このことを忘れてしまっては、コンテンツ生成者は成り立たないことを今一度思い出しました。
マーケットと対峙する際に、一般の感覚を忘れることだけは決してやってはいけません。そのためにも好き嫌い関係なく、流行ってるテレビはチェックすべきですし、新聞も雑誌も読むことは当たり前です。
もちろん、ターゲットがネットにいるなら、ネットも知らなきゃいけない。今は広告主がマスからソーシャルに移行しているのだから、広告主以上にソーシャルを理解して、どうやってマスと組み合わせるのかその手法を考えねばなりません。
時間はたりないけど、その収集にはこれからも相当な時間を使いたいですね。
一ブログ書きとして、もっといいものを書きたいという欲求もあります。
答えは、やはり煮詰める作業をどれだけ出来るかなんだなと実感しました。自分がなぜそう思うのか、その根源は何なのかを徹底的に煮詰め、広く人に伝わる言葉で書くために何度も推敲すること。
今一度、肝に命じることができました。
山崎まゆみさんは、ここ数年一緒に仕事をしていた編集プロダクションや自分の以前の上司などと仲良くされている方でもあり、講座終了後にご挨拶させていただきました。
その挨拶の列で、自分の前に並んでいた若者が、「自分の思いを活字で表現したいのですが、どうすればいいですか」といった質問を山崎さんにしていました。
後ろにいた自分としては、そんな簡単に雑誌や書籍でってのは無理なんだし、ブログ書けば?と素直に思い、山崎さんも勧められたりしていたのですが、「ブログって炎上とか怖い。携帯にメモをたくさんつづってはいるけど」的なことを彼は言っていました。
炎上なんて、そう簡単に起きないことだし、そう思って何もしなければ、その彼から社会に対して発信されることは何もないです。
携帯のメモなんて、自分からすれば宝の山で、そのように思考する癖がついているだけ羨ましくてしょうがなかったり。
表現者を目指したいのなら、早く人の目に自分の生成物をさらすことに慣れるべきで、軋轢を怖がっていたらいつまでたっても表現者にはなれません。人に「それは違う」と言われることを恐れていては、自分の思いを世に問うことはできません。世の中、そんなにひどい人ばかりじゃないし、よほど変なこと書かない限り炎上もしないのですし。
そんな悩みを持つ、表現したいのにメールで友達とやり取りする程度にしか、ネットをうまく使いこなせていない人たちをそっと後押ししてあげたいなって思いました。
みんな、コンテンツの原石です。眠ってるものがどこに隠れているか、まだまだわかりません。
ソーシャルストリームが強くなるのが自明ならば、それをよりよくするためにも、良質のプレイヤーにはもっともっと増えてほしいと思います。ソーシャルメディアが情報流通の主流になるためにも、純粋に自分の思いを的確に伝えたい人たちが、炎上とかカタリとかを気にせずに、堂々と思いを発信できる社会になって欲しいですね。

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